石材資源事業では、大理石や花こう岩などの原石や石材の調達、輸入を行っております。コスト競争力と品質を兼ね備えた金属資源を長期的に安定供給することができます。

石材の種類

石材といってもさまざまな種類がありますが、建築などで使われている主な石材は【花こう岩】と【大理石】です。原石や原材の調達をお考えの方はぜひご相談ください。

花こう岩

花こう岩とは、火成岩の一種で大陸の楯状地や造山帯に分布しています。主成分は、長石・石英・黒雲母などで、外見は灰白色でゴマのような荒粒が入っているのが一般的です。赤色や桃色をした花こう岩もよく見られますが、これは主成分の長石がカリウムを豊富に含む場合は赤みを帯びた花こう岩になります。また、磁鉄鉱やジルコン、燐灰石のような、副成分鉱物を含むこともあります。
花こう岩はケイ酸を70%前後含むマグマが地下深部で長い年月をかけて冷却固結してできた石材で、固く耐久性に富むだけではなく、磨き上げると光沢感が出ることから建造物に多く使用されています。

大理石

大理石とは、変成岩の一つで石灰岩(貝や水中の動物の骨が海底に積もってできたもの)が地中でマグマによる圧力や高温環境に影響を受けて、再結晶化して見た目や特性が変化したものです。石灰岩と同じように炭酸カルシウムを主成分としています。時間をかけてマグマによる圧力や高温環境に影響を受けるため、表面にマーブル状の模様ができるのが特徴です。
大理石は柔らかい石材なので加工しやすいだけではなく、色や模様の種類が豊富ですが、主成分の炭酸カルシウムが酸に弱いため、内装での使用に向いています。

石英石

石英は、二酸化ケイ素が結晶化してできた鉱物でダイヤモンドやサファイヤ、ルビーなどについで硬い硬度7の結晶石です。石英は純粋なものは無職透明ですが、含有する酸化鉄やミネラルなどの量や放射線の影響により、白や紫、黄やピンクなどさまざまな石が存在します。また、形状については六角柱状のきれいな自形結晶になることが多いです。
石英は、風化に強く摩耗しずらい鉱物なので、庭の敷石や建築物の壁や水まわりの床などにも使用できます。